屋外広告を出す際には、法律に反しないようにすることが重要です。
法律に反しないようにと言っても、どのような法律があるのか知らない方も多いでしょう。
そこで今回は、屋外広告を出す際に基準となる法律を紹介します。
屋外広告の掲示を検討している際には、参考にしていただければ幸いです。
屋外広告に関連する法律は何？屋外広告物法とその内容を説明します！
屋外広告に関連する基準を定めるために制定されているのが、「屋外広告物法」です。
屋外広告物法は、屋外広告物を表示する際や屋外広告を掲示する建物、屋外広告業に関する規制の基準を決めています。
この法律は、あくまでも基本的な枠組となる部分を定めたもので、具体的な規制内容については条例で決める仕組みです。
そのため、屋外広告物に関連する規制は各都道府県の自治体によるものであり、地方自治を重要視していると言えます。
屋外広告物法の目的は、大きく分けて2つです。
1つ目は街の景観と自然の美しさを保つこと、もう1つは屋外広告により一般の人々に危険が及ばないようにすることです。
これらの目的のために屋外広告物法は、昭和24年に制定され、現在まで改正が重ねられています。
関連する法案としては、屋外広告物施行規則が挙げられるため、そちらも確認すると良いでしょう。
屋外広告物法はどのように条例化される？屋外広告物条例とその内容を説明します！
屋外広告物条例は、屋外広告物法を基に都道府県や指定された都市が決めた条例です。
屋外広告物条例を定めておくことで、屋外広告物に関して自治体ごとに規制を行えます。
また、場合によっては都道府県との協議を経て、市町村も屋外広告物条例を決められます。
市町村が条例を定められるのは、以下のような場合です。
・景観行政団体である場合
・歴史まちづくり法による計画認定都市
・都市再生特別措置法による、まちなかウォーカブル区域を定めた市町村
ただし、屋外広告業の登録に関しては、規制を行う市町村ではできません。
屋外広告物法では、条項ごとに規制の大枠を定めており、屋外広告条例はそれに基づいて条例を設定します。
違反がある場合には条例に基づいて、都道府県知事が違反広告物の除却や売却、廃棄などの措置を命じることが可能です。
そのため、広告物を張り出す際には条例の確認が必須だと言えます。
まとめ
今回は、屋外広告物法と屋外広告物条例をご紹介しました。
屋外広告物条例は、屋外広告物法を基に定められており、違反に対する措置にも注意が必要です。
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