新しい広告ツール・デジタルサイネージをご存知ですか?

近年、駅のホームや電車の車内、商業施設でデジタルの広告を見かけることが増えたのではないでしょうか。
その広告は「デジタルサイネージ」と呼ばれ、今注目を集めている広告媒体です。

今回は、その「デジタルサイネージ」のメリットや普及率についてご紹介します。

デジタルサイネージとは?導入するメリットは?

「デジタルサイネージ」とは、街中で頻繁に見かけるようになった電子的な表示装置のことで、屋外広告や商業施設、駅、店頭や店内などで使用されます。
液晶ディスプレイやプロジェクター、LEDビジョンなどが利用され、ネットワークを介して映像や画像が配信可能です。

この「デジタルサイネージ」は英語で「Digital Signage」と表記され、Digital=デジタル(電子)、Signage=sign(サインや看板)+age(集合)を意味します。
デジタル看板や電子看板など、さまざまな形式の表示器を総称して「デジタルサイネージ」と呼びます。

現在、様々な業界で「デジタルサイネージ」が導入されており、街頭や駅ビルなどの大型LEDビジョンから、交通機関、商業施設、小売店舗、オフィス、ホテルなどに至るまで、さまざまな仕様の液晶ディスプレイやLEDビジョンが広く普及しています。

「デジタルサイネージ」は、主に広告、プロモーション、インフォメーション、スペースデザインの目的で利用されます。

表示するコンテンツや受け手によって異なり、様々なジャンルに適したスタンダードなコンテンツから、SNSを活用したコミュニケーションツール、インタラクティブな要素やAI、IoTなどの次世代テクノロジーを組み合わせたものまで、多様な情報やコンテンツを発信できます。
これは「デジタルサイネージ」の利点であり、急速に普及した理由の一つでもあります。

デジタルサイネージの普及率

交通

交通機関での普及率は高く、市場全体の6割程を占めています。
一時期は緊急事態宣言の発令で人の動きが減少し、広告効果の低下を懸念して広告の出稿自体が減少していましたが、現在は経営者をターゲットとしたタクシー広告が拡大しています。

交通機関での普及率が高まった背景としては、東京オリンピックによる配信媒体の新規取付が行われたことにあります。
特に、駅のホームに設置された大型の「デジタルサイネージ」はSNSで話題になることも多く、大きな広告効果が期待できます。

商業施設

商業施設での普及率は2割程ですが、小売店やショッピングモールでの新規取付が多く、急激な成長が見込まれます。
商業施設での「デジタルサイネージ」市場はこれからの市場発展を担うカテゴリになりえます。

まとめ

「デジタルサイネージ」とは電子看板やデジタル看板を総称したもので、広告やプロモーション、情報配信を目的として使用されています。
特に、交通機関での普及率は高く、東京オリンピックでの急速な新規取付増加が背景にあります。
また、これからの「デジタルサイネージ」広告市場は、商業施設での市場発展も見込まれています。

今後も発展を続ける「デジタルサイネージ」の広告市場はますます注目を集めていくでしょう。